Rashii

想像以上の提案で、
お客様に発見を。

―CSR・CSV推進室の取り組みは、百貨店の存在意義が問われていく中で、CSVを活用しようという目論見があるのですか?

薄井氏)そごう・西武では、「想像以上の提案で、お客様に発見を。」ということを企業理念としていて、CSVの取り組みも、そのテーマに合致しているのかな、と思っています。想像以上の提案、そこには社会課題とかアイデアとか、コンテンツが入ってきて、お客様に届けていく。そしていいねって感じてもらう。会社の方針ともうまく親和性があると思っています。いつかアイデアコンペなんかやらなくても、自然発生的に「こんなことやりたいんだけど、どう?」とか「協力してくれない?」とかつながって、まさにボトムアップで、都心は都心らしく、地方は地方らしく、それぞれの、らしさややり方が出てくるといい。また、そういう良さを私たちも積極的に見つけていきたい。そうなれば変わってくると思います。

―最後にみなさんの将来的な抱負を教えてください。

中澤氏)ここを支えていただけるのは地元の地域の方なので、もう一度地域の価値を見直して、地元の方に活用していただけるようなことを考えていきたいと思っています。

油井氏)今はSNSなども活用して、トレンドで発信していかないとなかなか伝わらない。若い方たちの感覚をもっと足して、今までにない発信をしていけたらなと思っています。

薄井氏)一人ひとりがなんかワクワクしながら、何かが始まって。でもそれが実は気づいたら環境に良かった、社会に良かった、そしてちゃんと売上にもつながってるよね、というようなものをやれたらいいですね。みんなのワクワク感がお客様にも伝わって、そごう・西武っていつも楽しそうなことやっているし、しかもなんかいいことやってるよね、っていう。そういう会社になっていくためにも頑張っていきたい。

そごう・西武の企業理念体系 ※そごう・西武の企業理念体系

―そごう・西武の企業理念体系を見ると、バリューに、「冒険しているか・編集しているか・文化をつくっているか」とあります。3人のお話を伺って、僭越ながら、場所や立場が違えどこのバリューが自分事化されているのだなと強く感じました。まず自分たちがワクワクすること=冒険。そして自分たちのフィールドの価値を掘り起こしていること=編集。そのフィールドらしさを発信し、コミュニティを形成していること=文化。この3つを楽しんで行うことが仲間を引き寄せる原動力となっていて、イコール、パーパスにつながっているのだと思います。

八ヶ岳高原ロッジと、そごう・西武のCSV活動の「らしい」ストーリーは、今回で終わりです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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