Rashii

愛と笑いに溢れる「場」をつくりたい。MURASHIKI ECサイトのコンサル・構築を手掛ける村式の「人に愛されるサイト」づくり。その本質に迫ります。

サイト=場
愛にあふれた笑いにあふれた会社という場
が最初の想いです。

「サイト」の言葉に込められた意味は「場」。まず村式の会社自身の場が大切だという。

―――「愛されるサイトをつくる」という理念に込められた想い、特に言葉の中の「サイト」の捉え方を教えてください。

住吉CEO:村式は友達同士でつくった会社なんです。僕も含めてみんな技術屋なので、ビジネスライクに事業プランがあって起業したっていうよりは、何かこうおもしろい会社を作りたいなっていう想い先行で始まりました。せっかく会社をつくるのであれば、「価値観だとか世界観みたいなものを大事にしたいな」という思いが強かったので、理念も結構研究して抽象度の高いことを考えながらつくった、そんな会社なんです。

経営理念とはなんなのかっていうことを調べて、世の中の解釈はそれぞれなんですけれども、私たちとしては、そこに向き合えば一番パワフルになれたりする魔法の言葉みたいに思っているんで、何度も何度もピンチになるたびに、いつも経営理念を振り返るように自然となっちゃった。

「サイト」っていうのは一言でいえば「場」ですね。まずは、自分たちの会社、愛にあふれた笑いにあふれた会社という「場」をつくりたいというのが最初の想いとしてあって。それと僕たちの仕事としては、やっぱりシステム開発も含めてのサイトをつくっていくのが得意なので、そのサイトっていうのと同じだなっていうことに気づいてきて、バーチャルですけれども「場」をつくるということだと。Kamaconなどの鎌倉の地域活動とかも「場」だと思っていて、僕たちは全て結局「場」づくりに関心があるし、今ではそこが自分たちの仕事のポイントなのかなって思っています。

※オフィスのピースアクアリウムで飼われている錦鯉。村式のシンボル。

―――ウェブがテクノロジーとしてこれだけ発達してきて「場」というものがいろんな所でつくられるようになり、特にコミュニティなど、むしろ逆に人と人とのつながりが大切になってきているんじゃないかと思うのですが、その辺りはどのようにお考えですか?

住吉CEO:まさにそうだなーって思います。何かいい世の中になってきているなって。起業する前にいた会社では高セキュリティ部署に所属してまして、そこの開発ルームに入るまでに5回ぐらい認証が必要なんですよね。指紋認証して扉を開けると、次の部屋に閉じ込められてカメラで確認されて、電話かけてウィーンって次の扉が開いて…そういうところで仕事をしていると、あんまり人を信用しないっていうことが前提になっている環境なので。そういう仕事も必要だと分かってはいるんですけれども、人が信頼し合っている、もっと人間らしくできる仕事をしたいという思いが強くなっていきました。鎌倉に来て仕事や地域の活動を通して、自分のやってることがみんなに解放されて、どんどんつながっていくっていうのはすごく新鮮でありがたい方向だった。

鎌倉をよくしたいと考える企業や個人が集まり、ブレーンストーミングするリアルな場Kamacon

―――クラウドファンディングなど、いろいろな取り組みをされていますが、その軸になるのはどういうところでしょうか?

住吉CEO:クラウドファンディングはいい仕組みだと思います。これも経営理念と同じです。自分のやりたいこと、前向きな夢があって、そこに共感したり共鳴した人が投資や支援をする。そのエネルギーが集まってプロジェクトが具現化されていく。まさに人に愛されるサイトをつくることになります。自分の中ではそこは一貫しています。経営理念からそれることをすると失敗しますね…でも失敗するとさらに経営理念の大切さがよくわかります。経営理念の威力は大きいと思います。

鎌倉のクラウドファンディングiikuniの仕組み

「―人に愛されるサイトをつくる」 シンプルですが奥深くまた、幅も広い経営理念だと思いました。ECサイトをつくることを強みに置きながら、オフィスの在り方であったりリアルな場であったり、クラウドファンディングのような未来につくる場であったりと、村式の手掛けるプロジェクトには実は一貫性がありました。それらのプロジェクトを通して、地域や社会にどんな価値を生み出しているのか?鎌倉のこと、村式のパーパスのこと、さらに住吉CEOに聞いていきます。

  • facebook
  • twitter
  • line